日はポロロン♪とジャーン♪について。
音楽的な表現じゃないけど、アルパやってる人には
ピンとくる表現ですよね・・・?
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例えばアルパの1stポジション(ド・ミ・ソ・ド)の4つ音を弾く時、
当時にジャーン♪と鳴らすこともあれば、
ポロロロン♪と下から1本ずつ弾いていくことがありますね。
(3つの音でも2つの音でも同じ)
ポロロン♪はとてもアルパらしいので、はじめて上手に出来たときは
皆さん嬉しかったと思います。
それでなんでもかんでもポロロンで弾いていませんか?
ポロロン♪は確かに気持ち良いです、が、なんでもポロロンはクドイ。
私も以前はよくポロロンを多用して、師匠のマルティン・ロペス先生に
「なんでもかんでもそうやって弾くな。初心者みたいだぞ。」
と言われたことがあります。
でも好みもありますから、「ポロロンで弾く!」と思って弾いているなら、
それは良いと思います。
気をつけることは、なんとなくポロロン、なんとなくジャーン
になっていないか、ということです。
和音を同時にジャーンと鳴らすことは、思っている以上に難しいです。
オクターブでもぴったり同時は難しいです。
同時に鳴らしているつもりでも、注意深く聞いてみてください。
●意外とズレていませんか?
●同時に弾けたとしてもバランスは良いですか?
ジャーンとポロロンをしっかり意識して区別して弾いている人と
ジャーンとポロロンどっちでもいい?その時の気分?
その時の指の調子?でなんとなく弾いている人の差は、
弾いた本人より、聞いている人にわかってしまいます。
レッスンで生徒さんに「いま、どっちで弾こうとしたの?」と聞くと、
「何も考えてなかった」「同時のつもりだった」という答えが多いです。
同時のつもりでもズレてるんです。
そしてどっちつかずの意思の感じられない演奏に・・・
ポロロン♪かジャーン♪か。
ポロロン♪は音の粒がそろっているか。
ジャーン♪は全部の音が同時に鳴っているか、バランスは良いか。
意識してしっかり弾く(聞く)ようにしましょう