どんどん寒くなりますね・・・冬は指がかじかんで
練習開始からなかなか調子があがりませんね
今日はアルパの“タッチ”という部分について。
「アルパは爪で弾きます」と言われていますね。
私もMCではそう言います
でも、私の場合正確には・・・「指と爪で弾きます」
左手のベース音は誰でも指で弾くと思いますので、
右手もしくは左手でも細かい音を弾く時のお話です。
“爪だけ”で弾くのか“指と爪”で弾くのかは、
音色にはっきりと違いが出ます。
<爪の先だけ・爪を引っ掛けるという感じの弾き方>
良い点:繊細でクリーンな音が出ます。タッチの雑音が出にくい。
悪い点:弾き方によっては、芯のない薄く痩せた音にも聞こえます。
では指と爪とはどういう弾き方か・・・。
<指から入り爪で抜く、指から爪まで滑らせる感じの弾き方>
良い点:芯があり、厚み&温かみのある音が出ます。
爪も同時にあたっているので深くクリアーな音が出ます。
悪い点:弾き方によっては、もっさりした音になったり、雑音が出ます。
この指と爪の割合や、爪の長さや形・固さなどによって音色に違いが出ます。
それが個性ですね。
私が出会ったパラグアイのアルパ奏者は皆、“指と爪”でした。
日本では“爪だけ”の人も多いけど、どちらかといえばやはり
“指と爪”が多い気がします。
個人的には“爪だけ”の薄い音が気になってしまうので、
生徒さんには爪だけで弾かないように言いますが、
どちらが良いのか一概には言えないかもしれません。
音色の好みや、その人にとっての弾きやすさもあると思います。
いつもちゃんと“自分の音色”を意識して聞いて
自分に合った爪の長さや形、指の当て方を見つけられると
いいと思います。
私もいまだに爪の長さや形はいろいろ試していますよ~
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